2.社内文書の種類と形式

・社内文書の種類

稟議書
決裁や承認を仰ぐための文書です。「〜してよろしいでしょうか」「〜することをお願いします」と伺いを立てる文書のことで、起案書、回議書ともいいます。

報告書
結果や経過、事実などを報告する文書です。
出張した成果や経過などを報告する「出張報告書」、調査したことの事実関係や明らかになったことを報告する「調査報告書」、研修を受けて習得したことを報告する「研修参加報告書」、研修を実施した成果を報告する「研修実施報告書」などがあります。

通知文
経営幹部が、関係する社員に命令や指示を伝えるための文書です。

案内文
「お知らせ」や「案内」など情報を伝えるための文書です。

・社内文書の形式

社内文書では基本的に以下の要素を記入します。

◎文書番号
例)総務部発 12345号
重要でない文書には不要です。

◎発信日付
例)平成○年○月○日
年号が一般的ですが、西暦も使います。

◎受信者名
例)秘書室長殿、関係者各位
個人名ではなく役職名にします。

◎発信者名
例)経理部長
個人名ではなく組織単位の責任者の役職名にします。

◎表題
例)接遇研修会の開催(案内)
本文の内容を簡潔に記します。
表題の後に(お願い)など文書の性質を表す言葉を( )内に入れましょう。

◎本文
例)標記について下記の要領で開催しますのでご参加ください。

記(記書き)
例)1.開催日:3月6日(金)
  2.場 所:3階A会議室
中央に記と書き、その下に日時や場所などを箇条書きにします。

◎追記
例)なお、定員になり次第申込を締め切ります。
注意事項や補足する事項を書きます。

◎添付資料
例)1.研修会場案内図 1枚
資料があればその名称と枚数などを記します。

◎以上
最後に必ず「以上」を付けます。

◎担当者名(連絡先)
部署、氏名、連絡先を書きます。

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