2.弔辞の基本知識
・弔事の知識とマナー
弔事とは死者を葬る葬儀などの弔い事、つまり不幸のことです。
秘書として葬儀・告別式に参列する場合は、宗教によって儀式の形式が異なるため、どの宗教で行われるのかを知っておく必要があります。
・弔事の基本知識
仏式弔事では、通夜、葬儀・告別式の順で執り行われます。その後は日を改めて、故人と関係の深い人が参加する法要が行われます。
◎通夜:
死者を葬る前に家族や親戚、知人がひつぎの側で終夜過ごし、死者を守る儀式です。
一晩過ごすのは遺族やごく近しい親戚だけで、そのほかの人は定められた時間に参列します。
上司が故人と関係が深かった場合は、通夜にも参列することになります。
◎葬儀:
遺族や親戚などが集まって行う儀式です。仏式の場合は僧侶の読経や遺族、親戚の焼香が行われます。
葬儀は1時間ほどで終了し、5〜10分程度の休憩の後に告別式が行われるのが一般的です。
◎告別式:
故人と縁のあった人たちが最後の別れを惜しむ儀式です。
参列者は葬儀社の進行係の案内に従って前の方から順次焼香していきます。告別式も1時間程度が一般的です。
◎法要:
故人の冥福を祈るために日を改めて行う仏法の儀式です。生前、世話になった故人の法要には参列します。
通常、忌明けの七七日(死去した日を含めて49日目)に盛大に行われ、その後は年忌として1年後の一周忌や2年後の三回忌などに行われます。
◎]秘書の役割:
通夜・葬儀・告別式に際して秘書が行う仕事があります。
- 通夜・葬儀の前日までに供物が届くよう手配する
- 香典は通夜か葬儀・告別式に参到したときに受付で渡す(出席する場合)
- 弔電を打つ(出席できない場合)