3.人や会社の呼び方

・人や会社の呼び方の例

  • 「私(わたくし)」
    自分自身を呼ぶ時。
  • 「当社」「私どもの会社」
    自分の会社を呼ぶ時。
  • 「あなた様」「そちら様」
    相手を呼ぶ時。
  • 「御社」「そちら様」
    相手の会社を呼ぶ時。
  • 「あの方」「あちら様」
    第三者を呼ぶ時。
  • 「○○社様」
    ほかの会社を呼ぶ時。

・内部の者を外部に言うとき

外部の人に内部の者について言う場合は、役職名は敬称である点に注意しましょう。

例えば「部長」ではなく「部長の○○(姓)」と呼ぶか、あるいは単に○○と姓を呼び捨てにします。

・内部の者をその人の家族に言うときの呼び方

内部の者を外部に言うときは呼び捨てが原則です。 しかし、その人の家族や近親者などに対しては尊敬語を用いて話しましょう。 部長の妻に対して、部長が電話中であることを伝えるときは「部長はお電話中でございます」などといいます。

役職名は敬称なので内部で呼ぶときに「部長さん」とは言いませんが、 部長の家族に対しては「部長さん」としても構いません。 その方が柔らかい印象を与え、より敬意を表す感じが伝わるとされています。

・内部の者を内部で言うときの呼び方

自分より上位の人には尊敬語を用いるので(自分より上位の)役職者に対しては○○課長、○○係長と呼びます。

・外部の人の呼び方

相手の会社の役職者のことをその会社の人に話す場合は、役職名は敬称になるので、○○部長、○○社長と呼びます。

・「自分側」と「相手側」の家族の呼び方

自分の家族は「父」「母」「妻、家内」「夫、主人」「息子」「娘」と言いますが、
相手側の家族を呼ぶときは「お父さま、父上」「お母さま、母上」「奥さま」「ご主人」「ご子息、ご令息」「お嬢さま、ご令嬢」といいます。

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