1.経済・財政・金融関係の用語

・経済・財政・金融関係の用語

重要度は高めです。経済・財政・金融の用語について、意味や内容を把握しておきましょう

  • 景気
    経済活動の勢いや状況のことをいいます。
    好景気とは経済活動が活発な状況のこと、不景気とは経済活動に活気がない状況のことです。

  • 国内総生産(GDP)
    国の経済活動の規模を表す指標です。
    ある一定期間に国内で生産された価値の総額を表します。
  • 需要
    財やサービスを購入したいという欲求のこと。

  • 供給
    財やサービスを提供しようとする経済活動のこと。

  • 経済成長率
    GDP(国内総生産)の対前年増加率のことです。

  • インフレ
    インフレーションの略です。物価が継続的に上昇しすること。それに応じて貨幣価値が下がることをいいます。
    好景気のときは消費者の収入が増え、物を買いたい人が多くなります。そうすると物が不足するため、物の価値は上がります。 それに応じて貨幣価値は相対的に下がります。

  • デフレ
    デフレーションの略です。インフレの逆で物の値段が下がり続けることをいいます。景気が悪いときに起こる現象です。
    景気が悪いと社会全体がお金を使わなくなり、需要が減少するので物が余り、物の価値が下がり続けるデフレが起きます。

  • バブル
    株や不動産などの資産価格が実態以上に高騰する経済状況のことをバブルといいます。
    一般的にバブルやバブル景気といった場合、1986年から1991年頃に日本で資産価格が上昇し続け好景気になった社会現象を指します。
  • 為替レート
    2国間の通貨の交換比率のこと。

  • 変動相場制
    為替レートを外国為替市場の需要と供給に任せて自由に決定させる制度のこと。
    為替レートを一定に定める制度は固定為替制といいます。

  • 為替差益
    為替レートの変動により生じた利益のことをいいます。
    為替レートの変動により損をした場合は為替差損といいます。
  • 為替介入
    中央銀行が外国為替市場において外貨を売買すること。
    これによって為替相場に影響を与え、急激な為替レートの変動に対処することが出来ます。

  • 円高
    他国の通貨に対して日本の円の価値が相対的に高い場合を円高といいます。
    通常、円がドル通貨に対して価値が高まったかどうかでこの表現を用います(世界の基軸通貨がドルのため)。

  • 関税
    輸出や輸入に際して課せられる税金のこと。
    主に輸入国が課します。国内産業の保護や財政収入を目的として課される場合が多いです。

  • 国債
    国家が発行する債権のこと。歳入不足を補うために発行されます。

  • 社債
    株式会社が発行する債券のこと。
    資金調達を目的として、投資家からの金銭の払込みと引き換えに発行されます。

  • 有価証券
    財産権を表彰する証券のこと。
    債券、株券、小切手、手形、商品券などそれ自体価値を持つ証券をいいます。

  • 経済界三団体
    日本経済団体連合会、経済同友会、日本商工会議所の3つです。
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