第1回 - 4問 必要とされる資質

次は秘書A子が、秘書に求められる人柄について考えたことである。次の選択肢が、それぞれ正しいか否かを答えなさい。

1.

「向上心がある」とは例えば常に効率を考えながら仕事をするということではないか。

チェック!
2.

「素直である」とは例えば、思ったことをそのままはっきりと口に出すということではないか。

チェック!
×

ここでいう「素直」とは「従順」「柔和」などと言い換えられます。つまり、偏屈でないことです。思ったことをそのままはっきりと口に出せばいいと思っているのなら、それは素直という言葉の意味を誤解しており、見当違いです。

3.

「誠実である」とは例えば、言われた仕事を疑問に思うことなくただこなすということではないか。

チェック!
×

誠実とは、真心を持って人や物事に接することをいいます。相手が言うことを何でもかんでも疑問を持たずに信じることが誠実であるわけではないため、誤りです。

4.

「情緒が安定している」とは例えば、人と話をするとき表情を変えず感情を表に出さないということではないか。

チェック!
×

情緒が安定しているとは、感情を出さないことではなく、精神状態が安定し、自分で自分の感情を制御できている状態のことを言います。回答は語の意味を誤解しており、誤りです。

5.

「責任感がある」とは例えば、期限に間に合いそうもなくても仕事は常に一人で行い手伝いなどは頼まないということではないか。

チェック!
×

責任感とは、自分の仕事や行為についての責任を果たそうとする気持ちです。仕事に関しては、しっかりと締め切りまでに仕上げることが責任を話したということであり、他の人に頼まないからといって終わらなかったのなら責任は果たせておらず、誤りです。

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