6.食事のマナー
・西洋料理のマナー
- ハンドバッグ以外の荷物はクロークに預ける。
- 自分の椅子の左側から入って着席する。
- 椅子には深く腰掛ける。
- テーブルと体の間は10センチ程度開ける。
- ナプキンは料理が出される直前に手に取り、半分に折って、折り目を手前にして膝の上に置く。
- 中座するときナプキンは椅子の上に置く。
- 食事が終わったらナプキンは畳まずにテーブルの上に置く。
- テーブルにセッ卜されているナイフやフォークは外側から順に使う。
- 食事の途中で休むときは、フォークとナイフを「ハ」の字にして皿の上に広げて置く。
- 食事が終わったらフォークは背を下に、ナイフは刃を内側にして揃え、皿の右側に置く。
- スープを飲むときは左手で軽く皿のふちを押さえ、スプーンを横にして手前から向こう側へすくう。
- スープが少なくなったら皿を少し持ち上げて傾け、スプーンですくうとよい。
- スープをすすったり、スプーンの音を立てないように気を付ける。
- パンは左側にあるのが自分の分。
- パンは一口大の大きさにちぎって食べる。
- 骨付きの魚料理は最初に表身を食べる。その後フォークで魚の頭を押さえ、魚の中骨と下側の身の間にナイフを平らにして入れ込み、中骨と下側の身を切り離す。頭と中骨は皿の向こう側にまとめ、下側の身を手前に引いて食べる。
- デザートはデザート用のスプーンやナイフで食べる。
- 退席するときは、着席するときと同様に左側から出る。
・日本料理のマナー
日本料理では正しい箸の持ち方をマスターしておくことが最も重要です。箸は箸先を左に向けて置いてありますが、正しい箸の取り方は、
- 右手で上から箸を取り
- 左手で下から手を添えて支え
- 右手で下から持ち替えて
- 箸を持つ
という手順になります。箸を置くときは、この逆の手順で行います。
また、どの菜を取ろうかと箸を宙に迷わす「迷い箸」をしないようにも注意します。
・日本料理の種類
◎本膳料理:
日本料理の代表的な料理です。日本料理の正式な膳立てになります。
献立は汁物、刺身、焼物、煮物、飯、香の物、果物などがあります。
これらが組み合わされて、本膳、二の膳、三の膳などとして出されます。
◎会席料理:
本膳を略式化した宴会料理です。
お酒をおいしく飲むための料理です。
◎懐石料理:
もともとはお茶事の前に出される軽い食事です。
お酒よりも料理そのものを味わいます。
料理は作った順に客に出していきます。
◎精進料理:
野菜中心の肉や魚介類を用いない料理です。
・中国料理のマナー
中国料理は大皿で出されます。そのテーブルの人数分になるため、各自が小皿に取り分けて食べます。
大皿には取り箸やれんげが添えてあり、それを使って取り分けましょう。
取ったものは食べ残さないのがマナーです。
新しく運ばれてきた料理は正式には主客が箸を付けてから取るのがマナーです。 しかし、料理は次々運ばれてくるので、それを待たずに取っても構いません。
取り皿にはいろいろな料理を取るため、味が混じるのが気になる場合、取り皿を新しいものに替えても大丈夫です。
ターンテーブルは誰かが料理を取ろうとしているときに回してはいけません。注意しましょう。